【レポート】慶應義塾大学“STEPS Musical Company”でワークショップ

2026年3月21日・22日の2日間、
慶應義塾大学ミュージカルサークル「STEPS Musical Company」の皆さんに向けて
愛河里花子がワークショップ講師を務めました。
今回は、滑舌と表現、この2つを軸に進めていきました。
まずは土台を整えて、そこから表現へ。
土台が整っていることで、表現はより自由になり、
演じることそのものをもっと楽しめるようになると思います。
“滑舌”では、基礎だけではなく、なぜ言葉が不明瞭になるのか、
どうすれば改善できるのかを具体的にお話しました。
さらに、それらを元に、同じセリフでも説得力の出る喋り方と、
逆になんだかテキトーに聞こえる喋り方をレクチャーし、
役分けのヒントを提案しました。
滑舌レクチャー後、グループに分かれてワーク。
メンバー同士で、アクセント・鼻濁音・無声化などをテンポよく、
でも見落としなくチェック!
2日目は、“表現”について深めていきました。
感情を動かして演じているはずなのに、それがうまくセリフに乗らない、
という感覚について。
それはなぜなのか、どのようにすればよいのか。
レクチャー後、エチュード形式で表現と会話感を試しながら進めていきました。
「相手にセリフをかけて」と演出されると、声を大きくしたり、
相手に向けて発することに意識が向きがちかと思うのですが、
大切なのは、相手から反応を引き出そうとすることではないかと考えています。
そこから、演出の狙いの“会話感”が生まれてくるのではと思います。
また、音の置き方によって、受け取る側の印象が変わることも体験してもらいました。
あえて少し不安定なところに音を置くことで、気持ちが揺さぶられる。
喜びや高揚感を際立たせたり、逆に不安や緊張感を煽ったりすることを、皆さんでトライ。
「わかった」「できた」の反応があちこちに♪
挙手で発表もしてもらいました。
今回とても印象的だったのは、皆さんの意欲の高さです。
「それでどうなるんだろう?」「それから?」
というような眼差しや、自然なうなずきやリアクションを返してくれて、
気づけば、かなりディープな話もさせてもらっていました^ ^。
アンケートでは、初めて演技に触れたという方もいる中で
「何をどうすればいいのかが具体的にわかった」
「すぐに次の稽古で実践できた」
という声もあり、嬉しかったです。
声の表現も舞台での表現も再現性が大切ですよね。
何度でも新鮮に感じて自由に表現できること。
そのための考え方と方法に向き合う2日間でした。
今回のワークショップ、もっと自由にたのしく演じるためのヒントが、
ひとつでもあったらいいなと願っています。
慶應義塾ミュージカルサークル「STEPS Musical Company」の皆さん、
ありがとうございました!


